“32分の1”の驚異!原鉄道模型博物館で味わうリアルな鉄道の世界

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目次

  1. 原鉄道模型博物館とは  原信太郎コレクションの世界
  2. 32分の1の精密さが魅せる世界
  3. いちばんテツモパークの魅力
  4. 見どころと楽しみ方
  5. 体験型展示とイベント
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入り口

原鉄道模型博物館とは 
原信太郎コレクションの世界

 神奈川県横浜市西区にある原鉄道模型博物館は、「鉄道模型の聖地」とも呼ばれる特別な場所です。この博物館は、実業家であり熱心な鉄道模型コレクターだった原信太郎氏のコレクションを基に2012年に開館しました。原氏が生涯をかけて収集した国内外の貴重な鉄道模型は約1,000点にも及び、その質と量はまさに圧巻です。中でも32分の1スケールの精密模型は、世界的にも稀少で価値の高いものばかり。実際に館内に足を踏み入れると、まるで時空を超えたような感覚に包まれます。細部まで精巧に作り込まれた車両の数々は、単なる模型ではなく、鉄道の歴史と技術の結晶と言えるでしょう。

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32分の1の迫力

32分の1の精密さが魅せる世界

 博物館のハイライトは、何と言っても32分の1スケールの鉄道模型です。一般的な鉄道模型ではよく見かける1/80(HOゲージ)や1/150(Nゲージ)と比べると、32分の1は非常に大きなサイズ。このスケールだからこそ表現できる細部の精密さが、訪れる人を魅了します。車両の窓枠や車輪、パンタグラフの形状まで、本物そっくりに再現されているのです。特に蒸気機関車のボイラーや動輪の細かな部品、客車のドアノブに至るまで、目を凝らして見ると本物の鉄道を縮小したかのような精巧さに驚かされます。展示ケースに並ぶ各車両は、ライティングにも工夫がされており、実物の質感や光沢までもが忠実に再現されています。

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乗客もリアル

いちばんテツモパークの魅力

 博物館の中でも特に人気なのが「いちばんテツモパーク」と名付けられた巨大ジオラマです。約310平方メートルという広大な面積に、32分の1スケールで再現された街並みや線路、駅舎などが広がっています。このジオラマ内では常時5~10編成もの列車が走行し、その様子はまるで本物の鉄道を空から見下ろしているかのような錯覚を覚えるほど。1日に数回行われる「ナイトミュージアム」では照明が暗くなり、車両のヘッドライトや街の明かりが灯され、昼間とはまた違った幻想的な世界を楽しむことができます。車両が走る音、駅のアナウンス、踏切の警報音など、サウンドにもこだわっており、視覚だけでなく聴覚でも鉄道の世界に没入できるのが魅力です。

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豪華寝台列車

見どころと楽しみ方

 原鉄道模型博物館を訪れる際のポイントは、やはり展示の見方にあります。単に模型を眺めるだけでなく、各車両の歴史背景や技術的特徴を解説したパネルにも注目してみましょう。館内には日本の鉄道黎明期から現代までの歴史を辿れるコーナーもあり、知識を深めながら鑑賞できます。また、双眼鏡を持参すると、細部の精密さをより楽しめるのでおすすめです。平日午前中は比較的空いていることが多いので、じっくり見たい方はその時間帯がベスト。土日は定期的に行われるミニガイドツアーに参加すると、専門スタッフによる解説付きで展示を楽しむことができます。季節ごとのテーマ展示も見逃せないポイントで、訪れるたびに新しい発見があります。

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船型車庫

体験型展示とイベント

 原鉄道模型博物館は「見るだけ」の施設ではありません。子どもから大人まで楽しめる体験型の展示やイベントも充実しています。例えば、「ミニ運転体験コーナー」では実際に鉄道模型を動かす体験ができ、運転士気分を味わえます。また、定期的に開催される「模型製作教室」では、プロの模型製作者から技術を学ぶことができるのも魅力の一つ。特に夏休みや冬休みには子ども向けのワークショップも増え、家族連れで賑わいます。さらに年に数回、コレクターズイベントとして「原鉄道模型フェスティバル」が開催され、限定模型の販売や著名な模型製作者によるデモンストレーションなど、マニアックな内容も満載です。イベント情報は公式サイトで随時更新されているので、訪問前にチェックすると良いでしょう。

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 原鉄道模型博物館へのアクセスは新高島駅からも徒歩5分の所にあります。
 開館時間は10:00~18:00(最終入館17:30)で、休館日は、毎週火曜日・水曜日(祝日の場合は営業し、翌営業日に振替休館)年末年始、2月上旬(館内保守点検期間)
 入館料は大人1,200円、中高生600円、小学生400円、未就学児は無料です。事前にファミリーマートかセブンイレブンででチケットを購入する必要があります。

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アンパンマンミュージアム


 周辺に「アンパンマンミュージアム」「横浜ランドマークタワー」「赤レンガ倉庫」など観光スポットも充実しているので、一日かけて横浜観光を楽しむプランもおすすめです。鉄道模型ファンはもちろん、鉄道に興味のある方なら誰もが楽しめる「いちばんテツモパーク」を中心とした32分の1の精密模型の世界を、ぜひ体験してみてください。

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寝台列車と貨物列車のすれ違い

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